どうも、次郎作こと布施田泰之です。
現在、地域医療のローテーションで温泉地で研修していて時間が有り余っているので、先月回っていた麻酔科で使った参考書の紹介をしたいと思います。
僕は研修医1年目で麻酔科を回らず、先月が初めての麻酔科研修だったので、1年目の人たちも僕が今回紹介する参考書は勉強になると思います。
まず読んだのがこれ!!
“やさしくわかる! 麻酔科研修”
・オススメ度
★★★★★★★☆☆☆
・読破 〆
・感想
僕は、研修医2年目なのに今回が初めての麻酔科研修ということで、少しビクビクしていました。
全く麻酔の流れとか使う器具とかも分かっていなかったので、読み物としていいものはないかと思っていたら、ちょうどいいのがありました!笑
内容は極めて容易なんですが、「麻酔で何をしているか全く想像がつかない」という人が事前に予習したい場合にかなりオススメです!
実際に麻酔科まわってから参考にするような内容ではないので、そういった時はこれから紹介する参考書がいいと思います。
“麻酔科研修チェックノート”
・オススメ度
★★★★★★★★☆☆
・読破 〆
・感想
これは、誰に聞いてもどこのサイトをみてもオススメされている参考書で、麻酔の流れとか麻酔中のトラブルシューティングとか、挿管の手順とか、麻酔科研修で必要不可欠な内容を過不足なく扱った参考書です。
文句なしで、研修医にはおすすめです。
基本的に、麻酔に興味あります!以外の人はこれ1冊あれば事足りますね。
ただ、僕はすぐ全部読んでしまって、そのほかにも色々気になったので色々追加で買ってみました。
“麻酔科薬剤ノート”
・オススメ度
★★★★★★★★☆☆
・読破 〆
・感想
実は、上の「麻酔科研修チェックノート」よりも僕が評価しているのはこっちの参考書です。
チェックノートは確かにいいんですが、実際に「麻酔導入の流れ」とか「気管挿管の流れ」とかは、
圧倒的に経験してしまった方が勉強になります。
当たり前ですけどね笑
なので、実は最初の数週間で麻酔科研修チェックノートを開く回数は激減します。
そんな時でも、ずっと参照しつづけて、時には麻酔中に読みこんだのはこっちの「麻酔科薬剤ノート」の方でした。
そもそもどんな作用機序で鎮痛とか鎮静が行われているのかとか、
NSAIDsの作用機序とか、そもそもキシロカインの作用機序すらこれで勉強しました笑
先生によって好みが分かれる術後鎮痛の薬剤とかも毎回確認していました。
個人的には、是非買って参考にしてもらいたい参考書です!
“MGH 麻酔の手引き”
・オススメ度
★★★★★★☆☆☆☆
・読破 ×
・感想
麻酔科研修が1ヶ月も過ぎようとしたころに「麻酔科研修チェックシート」では、全然書いてくれていないことが多いことに気付き、麻酔科志望の友達に勧められて買ってみました。
腹部の手術、とか、小児の手術、とか、細かく特徴や注意点を書いてくれていて勉強になるんですが、
僕は1ヶ月しか回らなかったのであまり読み込めませんでした・・・笑
麻酔科研修が2か月くらいあって麻酔に興味がある人は、術中の空いた時間にその手術に関連した部分を読むようにするといいと思います。
興味ない人は多分必要ない参考書ですね笑
“麻酔への知的アプローチ”
・オススメ度
★★★★★★★☆☆☆
・読破 ×
・感想
これは、一般的なことを書いている半分は読み込もうと思っていたんですが、結局150ページしか読めずに終わってしまいました。
読んだ部分に関しては、けっこう薬の薬理作用から書いてくれていたり麻酔をより深く学んでいる感じがあってよかったです。
読めなくて悔しかった参考書ですが、もう読むことはないんだろうなぁ・・・
“100倍楽しくなる麻酔科研修30日ドリル”
・オススメ度
★★★☆☆☆☆☆☆☆
・読破 ×
・感想
これは必要なかったです笑
これこそちゃんと1例1例麻酔を経験していけば、必要ない参考書だと思います。
そもそも、国試の勉強でも1回も書かなかったのに、麻酔科研修の勉強で書いて勉強できるはずありませんでしたね笑
ネット世代の医師国家試験の勉強法 “僕が一度も文字を書かずに国試に受かった方法”
以上、少ないですが僕が麻酔科を1ヶ月回った時に参考にした参考書の感想でした!!
僕の病院では麻酔科と救急科が一緒になっていて、あまり麻酔科の参考書読み込めませんでした、すいません!
それでも参考になるところはあると思うのでよかったら使ってみてください!
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